ブログ“Pseudoinquisitor”では作者の小さな冒険談を扱いますが、こちらでは冒険のための技術・装備研究を行う予定です。
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地図読みの練習

2018.06.04 Monday : その他 : comments(0) : -

とある報道で、とある場所が気になったので、地図読みの練習をしてみた。

A岳とB岳の縦走路上、赤丸の現在地から左上に見えるGOALポイントまで歩くとする。

もちろん破線の登山コースはあるわけだが、バリエーションルートを歩くこととする。
あるいは、道迷いしてしまったとする。

現在地のすぐ南の平坦地からは尾根が短く、しかも北方に向かうので採用しないであろう。
そうなると、次の862mピークから降りる可能性が高い。

(その次は既にB岳なので下山路がある)

この尾根を上手にたどると下流の沢まで到達することができそうである。

GPSとにらめっこしながら歩けば到達はおそらく可能と思われる。

しかしながら、途中に迷いやすい尾根が幾つも張り出している。
地図上で沢と尾根をトレースしてみて、よくもこれだけ複雑な地形があるものだなと思った。

迷い易いと思われる箇所をあげてみよう。

(A)コースは尾根のうち最も広くなだらかで、一番迷いやすい尾根なのではあるまいか?
ここを安易に下ると否応なしに沢に出てしまい、その先は通行できるかどうか怪しい。

(A)というトラップを避けられたとすれば、次に考えられるのは、鞍部となった(B)地点である。
凹部の割には緩斜面であるため、沢を目指すとすれば格好の下降地点となる。

しかし、次の(C)というピークが目の前に見えるのだから、ここから沢に降りることはないだろう。

(C)は、直進して下ってしまうことはあり得ると考えられる。
ただし、(D)方面が緩やかな平地となっているから、そちらに気づけば回避は可能かもしれない。

(D)地点も罠のようで、直進しても緩やかな尾根だから北面の沢に至ってしまうことは十分考えられる。
しかし現実はそうはなっていないし、
方角が違うと気づけば本来のコースである北西方向へ復帰することはできそうである。

(D)地点から西に折れ(E)方面へ向かう。ここも直進すれば(E)コースに入ってしまうわけだから迷う可能性が高い。
途中から目指す北西方面へ尾根も向かうわけだから下ってしまう可能性は高いと思う。

(E)地点で迷わず(F)に向かうとする。(F)は鞍部で一度下ることになる。
ここの西側は傾斜の強い崖である。だから、ここで間違える可能性は低いと思われる。

したがって危ない可能性順に羅列するとすれば

(A)→(E)→(C)なのではあるまいか?

(A)(E)(C)はすべて同じ沢に至る。
この沢は数メートルの小滝の連続で遡下降するのは極めて困難であるといわれる。
これを下ることができるのか?

調べた限り3つの滝があり、それぞれ3m前後のようだった。
命がかかっていれば降りられなくはないだろうが、その先は滝壺で濡れれば低体温症となりそう。
巻きたくても、両岸が切り立っている滝がある。

出発地点の「現在地」から(F)付近まで、直線距離にして900mほど。辿っても2kmはない。
それを、朝5:30から活動して行き止まり地点に夕方、まるまる一日かかったとすれば
(A)コースを苦労して降りたということも考えられなくはない。

いずれにせよ、「現在地」付近で道迷いをするとすれば、(F)の先、

「三十三間滝」という大物に行き当たり進むのが不可能となる。

逆に言えば、この辺で遭難したら、ここを真っ先に捜索してくださいねとお願いしたい。

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2018.06.22 Friday : - : - : -
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